共有グループステップは、すべてのシナリオで再利用できる グループステップ です。ログインステップなど、シナリオ間で同様のステップを記録したり、状態が変化する要素の一連のアサーションなど、同じシナリオ内でアクションを繰り返す場合は、共有グループステップの使用を検討してください。共有グループステップにより、作業負荷が軽減され、シナリオの保守が容易になります。
このドキュメントでは、Autify Nexusで共有グループステップを作成・設定・利用する方法を解説します。
共有グループステップの作成
通常のグループステップを共有グループステップに変換するには、まず通常のグループステップを作成しておく必要があります。シナリオエディターで、以下の操作を行います。
グループステップに移動
3つのドットのメニューをクリック
「共有グループを作成」をクリック
設定を編集します( 共有グループステップの設定を参照)
「完了」をクリック
共有グループステップの設定
共有グループステップ設定
共有グループステップを作成または編集する際に、次の設定を編集できます。
グループ名
共有グループステップの名前です。これは、UIに表示されるステップの名前で必須フィールドです。
パラメーター
パラメーターは、グループ内のステップで使用できる値を表します。共有グループステップに追加されたパラメーターは、その共有グループのすべてのインスタンスで使用できます。たとえば、共有グループステップにパラメーター username と password を追加すると、共有グループステップのインスタンスごとに異なるユーザー名とパスワードを設定できます。詳細については、 パラメーター値の設定 を参照してください。
共有グループステップの編集
共有グループステップを作成したら、3ドットメニューをクリックして「編集」をクリックすることで、その設定を編集できます。
有効化/無効化またはパラメーターの値にインスタンスごとに個別に設定された値をのぞき、共有グループステップの設定に加えられた変更は、シナリオで使用される共有グループステップのすべてのインスタンスに適用されます。
共有グループステップの変更が複数シナリオのインスタンスに影響する場合は、シナリオを保存するときに警告が表示されます。
共有グループステップ内のステップの編集
共有グループステップ内のステップを変更すると、その順序も含めて、その共有グループステップのすべてのインスタンスが変更されます。
共有グループステップの変更が複数シナリオのインスタンスに影響する場合は、シナリオを保存するときに警告が表示されます。
共有グループステップの使用
共有グループステップのシナリオへの追加
共有グループステップをシナリオに追加するには、シナリオエディターの ステップを挿入 機能を使用してください。
パラメーター値の設定
共有グループステップのインスタンスごとに異なるパラメーター値を設定できます。デフォルト値を変更すると、共有グループステップのすべてのインスタンスに影響します。
パラメーターは、次の値に設定できます。
名前 | 説明 |
|---|---|
値を指定 | パラメーターのデフォルト値を上書きするために使用されます。 |
データ | シナリオのデータタブの値からパラメーター値を設定するために使用します。 |
他のステップの結果 | シナリオ内の別のステップの出力からパラメーター値を設定するために使用されます。 |
デフォルト値 | 共有グループステップのすべてのインスタンスで使用されるデフォルトのパラメーター値。 |
共有グループステップの削除
共有グループステップは、ステップを挿入を使用して共有グループステップメニューから削除できます。共有グループステップは、どのシナリオでも使用されていない場合にのみ削除できます。
通常のグループステップに戻す
共有グループステップを通常のグループステップに戻すオプションは、 共有グループを切断 と呼ばれます。共有グループステップを切断すると、そのステップに加えられた変更は他のグループステップに影響を与えず、設定されている可能性のあるパラメーターにアクセスできなくなります。
共有グループステップを切り離すには、次のいずれかの操作を行います。
シナリオ編集画面において、対象の共有グループステップの3ドットメニューをクリックし、共有グループを切断 をクリックする
シナリオ編集画面において、対象の共有グループステップの3ドットメニューをクリックし、編集 をクリックし、切断 をクリックする
留意点
戻り値(他のステップの結果)の参照不可
共有グループの外側(シナリオ本体)から、共有グループ内サブステップの「他のステップの結果」を参照することはできません。もし返り値が外部から参照可能である場合、共有ステップグループのメンテナンス(ステップの追加や削除など)によって、意図せずそのグループを利用しているシナリオが壊れてしまう可能性があるためです。共有グループ内であれば、前段ステップの結果を参照できます。
また、同様に共有グループの外側 (シナリオ本体) にある返り値を共有グループ内で参照することもできません。
ランダムメールアドレスの直接利用不可
共有グループ内でランダムメールボックスを使用したい場合は、共有グループ側で パラメーター を用意し、呼び出し元のシナリオ側で受け渡す設計にしてください。複数のシナリオでランダムメールアドレスを含む共有グループステップを使う場合、共有グループパラメーターを設定していない場合、シナリオごとにランダムメールアドレスの指定をし直す必要があります。
データの直接利用不可
共有グループ内のステップ編集では、入力値タイプとして データ や 共有データ は表示されません。データ由来の値を使用したい場合は、共有グループ側で パラメーター を用意し、呼び出し元のシナリオ側で受け渡す設計にしてください。
ファイルアップロードの取扱い
ファイルはシナリオに紐づくリソースのため、共有グループ自体にファイルは同梱されません。共有グループ内にファイルアップロードのステップがある場合、呼び出し元のシナリオ側で必要なファイルがアップロード済みであることが前提となります。異なるファイルを使い分けたい場合は、パラメーターを使用してファイル識別子を渡してください。
循環参照の禁止
共有グループは入れ子で利用できますが、自己参照(直接および間接)による無限ループが発生する構成はできません。循環が発生した場合、実行時にエラーとなりテストが失敗します。